2011年 01月 04日
フローデ・ヨンセン、古巣オッドに移籍 |
元旦、日本でのラストゲームとなる天皇杯決勝で同点ゴールを挙げたフローデ・ヨンセン。試合は惜しくも2-1で鹿島に敗れ準優勝に終わりました。翌日2日にはもう成田空港から帰国してしまったそうで・・・見送りの是非はともかく、エスパルス公式サイトで何の告知もなかったのは残念ですね。
2006年から4年半の間、名古屋グランパスと清水エスパルスでリーグ戦トータル134試合に出場、51得点を挙げたフローデ。常にフォーザチームの姿勢、Jリーグへの多大な貢献を本当にありがとう!
Takk for stor innsats for Japansk fotball, Frode.
Lykke til i Odd Grenland !
で、ノルウェーに帰ったフローデ。30時間にも及ぶ日本からのフライトの後、早くも3日の現地時間13時にはオッド・グレンラン入団会見が行なわれました(早っ・笑) オッド公式によると新加入は以前からの情報通りヨンセン、ウルフ・リース、エーリク・ミットガールデン。3人とも地元テレマルク出身者です。フローデの背番号の発表はもう少しあとになるそうです(9番は現在マティアス・アンデションが着けてますね)。
今日付けの地元紙TAでは「おかえりなさい」のタイトルで動画とインタビューが掲載されています。
昨日の午後、10年ぶりに故郷のスカーゲラク・アレナに帰還したフローデ。旧友であるキャプテン、モッテン・フェーヴァングらと挨拶を交わし、懐かしい白と黒のドラクタを纏い、記者会見に臨みました。オッドのディレクター、トーレ・アンネルセンは古きヒーローの復帰を讃えテレマルク・サッカーファンにとって偉大な日になったとコメント。フローデは自身の“新天地”に感動しこう語っています。
「僕がオッドを去った頃とは随分変わったね。今、クラブについて見聞きしたけど、いやー、凄いね。何もかも違う。新しいスタジアムが出現してるし(2007年春完成)、オッドがプロフェッショナルなクラブになっているのは疑い様もない。
僕の日本でのクラブでは来季のため別の計画が語られていた。だから僕と家族は今が帰郷の時だと考えたんだ。日本で僕らはとてもうまくやっていたとはいえ、シーエンの家族や友だちが恋しくてね。分かるだろ、日本は遠いんだ。」
とフローデ。
帰国した今、懐かしの我が家は感無量でしょう?との問いに、
「ああ、ここには僕らの友だちや家族みんながいるもの、そのとおりさ。ここで僕らは暮らすつもりだよ。」
と微笑んでいます。
3月には37歳になるフローデ。今回サインした契約は1年だけですが、その後更にオッドで現役を続けることも視野に入れています。
「もし僕がまだ十分いけて、サッカーを楽しいと思えるなら、続けることを除外しないよ。サッカーをプレイし続けたいと願っているんだ。楽しいからね。というわけで、それがどれくらいになるかは見てのお楽しみさ。」
お金のためにオッドに戻ったんじゃないですよね?との質問には
「違うよ。だったら日本に残っていたよ。」
と笑うフローデ。キャリアの終盤でノルウェーに帰国する選手の例に漏れず、年俸の大幅ダウンを呑んでの契約なのでしょう。
体を十分に休めるため、今月一杯は休養を許され、フローデは2月1日からトレーニングに合流。ダグ・アイレヴ・ファーゲルモ監督はFWの彼に幾つかのパートを任せる予定です。
「フローデは何よりもまずセンターFWだ。単独で、あるいはトールガイル・ブルヴェンと組ませる。だが我々が反撃を選択する際にはフローデはMFのパートでも機能する。どうするかはシーズン開幕まで時間をかけることになるだろう。」
また、ファーゲルモ監督はフローデに若手育成の援助も期待しています。
前述のブルヴェンは昨季18歳にして21試合で起用され8ゴールを挙げました。監督が“ティッペリーガで最も刺激的なストライカー”と手塩にかけるゴールデンボーイです。
「ああ、トールガイル・ブルヴェンがフローデのパートを奪えればいいね。フローデの培ってきた経験や能力を我々が必要としているのは言うまでもないことだ。」
とファーゲルモ監督。
フローデ自身はどのポジションでのプレイでもかまわないようで、
「ローゼンボリでは出場試合の25パーセントで中盤だったんだ。僕にとってはどこでプレイするのも全然一緒さ。僕は得点できるけど、僕をどこで使いたいか決めるのはダグ・アイレヴだ。」
と監督に一任の姿勢を見せています。
でももし若いブルヴェンの控えに甘んじるパパ的なポジションになったら?
「彼がひとりで上手くやれるのかどうかに僕は気をつけるだろうね。ストライカー・ポジションで彼と僕との争いになる必要はないんだ。でも今のところそう見えてるね。」
とフローデ。この類稀なジェントルマンの元でのブルヴェンの成長が楽しみですね。
拙ブログでは今後もフローデのオッドでの動向を見守り、活躍を祈っていきたいと思っています。名古屋、清水のヨンセン・ファンの皆様、一緒に応援を続けましょう!\(^o^)/
2006年から4年半の間、名古屋グランパスと清水エスパルスでリーグ戦トータル134試合に出場、51得点を挙げたフローデ。常にフォーザチームの姿勢、Jリーグへの多大な貢献を本当にありがとう!
Takk for stor innsats for Japansk fotball, Frode.
Lykke til i Odd Grenland !
で、ノルウェーに帰ったフローデ。30時間にも及ぶ日本からのフライトの後、早くも3日の現地時間13時にはオッド・グレンラン入団会見が行なわれました(早っ・笑)
今日付けの地元紙TAでは「おかえりなさい」のタイトルで動画とインタビューが掲載されています。
昨日の午後、10年ぶりに故郷のスカーゲラク・アレナに帰還したフローデ。旧友であるキャプテン、モッテン・フェーヴァングらと挨拶を交わし、懐かしい白と黒のドラクタを纏い、記者会見に臨みました。オッドのディレクター、トーレ・アンネルセンは古きヒーローの復帰を讃えテレマルク・サッカーファンにとって偉大な日になったとコメント。フローデは自身の“新天地”に感動しこう語っています。
「僕がオッドを去った頃とは随分変わったね。今、クラブについて見聞きしたけど、いやー、凄いね。何もかも違う。新しいスタジアムが出現してるし(2007年春完成)、オッドがプロフェッショナルなクラブになっているのは疑い様もない。
僕の日本でのクラブでは来季のため別の計画が語られていた。だから僕と家族は今が帰郷の時だと考えたんだ。日本で僕らはとてもうまくやっていたとはいえ、シーエンの家族や友だちが恋しくてね。分かるだろ、日本は遠いんだ。」
とフローデ。
帰国した今、懐かしの我が家は感無量でしょう?との問いに、
「ああ、ここには僕らの友だちや家族みんながいるもの、そのとおりさ。ここで僕らは暮らすつもりだよ。」
と微笑んでいます。
3月には37歳になるフローデ。今回サインした契約は1年だけですが、その後更にオッドで現役を続けることも視野に入れています。
「もし僕がまだ十分いけて、サッカーを楽しいと思えるなら、続けることを除外しないよ。サッカーをプレイし続けたいと願っているんだ。楽しいからね。というわけで、それがどれくらいになるかは見てのお楽しみさ。」
お金のためにオッドに戻ったんじゃないですよね?との質問には
「違うよ。だったら日本に残っていたよ。」
と笑うフローデ。キャリアの終盤でノルウェーに帰国する選手の例に漏れず、年俸の大幅ダウンを呑んでの契約なのでしょう。
体を十分に休めるため、今月一杯は休養を許され、フローデは2月1日からトレーニングに合流。ダグ・アイレヴ・ファーゲルモ監督はFWの彼に幾つかのパートを任せる予定です。
「フローデは何よりもまずセンターFWだ。単独で、あるいはトールガイル・ブルヴェンと組ませる。だが我々が反撃を選択する際にはフローデはMFのパートでも機能する。どうするかはシーズン開幕まで時間をかけることになるだろう。」
また、ファーゲルモ監督はフローデに若手育成の援助も期待しています。
前述のブルヴェンは昨季18歳にして21試合で起用され8ゴールを挙げました。監督が“ティッペリーガで最も刺激的なストライカー”と手塩にかけるゴールデンボーイです。
「ああ、トールガイル・ブルヴェンがフローデのパートを奪えればいいね。フローデの培ってきた経験や能力を我々が必要としているのは言うまでもないことだ。」
とファーゲルモ監督。
フローデ自身はどのポジションでのプレイでもかまわないようで、
「ローゼンボリでは出場試合の25パーセントで中盤だったんだ。僕にとってはどこでプレイするのも全然一緒さ。僕は得点できるけど、僕をどこで使いたいか決めるのはダグ・アイレヴだ。」
と監督に一任の姿勢を見せています。
でももし若いブルヴェンの控えに甘んじるパパ的なポジションになったら?
「彼がひとりで上手くやれるのかどうかに僕は気をつけるだろうね。ストライカー・ポジションで彼と僕との争いになる必要はないんだ。でも今のところそう見えてるね。」
とフローデ。この類稀なジェントルマンの元でのブルヴェンの成長が楽しみですね。
拙ブログでは今後もフローデのオッドでの動向を見守り、活躍を祈っていきたいと思っています。名古屋、清水のヨンセン・ファンの皆様、一緒に応援を続けましょう!\(^o^)/
by Tore_Tretyakov
| 2011-01-04 23:29
| フローデ・ヨンセン