2010年 11月 10日
マンチェスター・ユナイテッドがノルウェーの15歳と契約か |
昨日付けのGoal.comで「マン・Uがノルウェーの15歳と契約?スターベクのデーヒルが来年加入か」と報じられています。同サイトによれば、
《ノルウェーでの報道によると、マンチェスター・ユナイテッドは今週にも同国の15歳、マッツ・モラー・デーヒルと契約するという。
この選手は現在、ノルウェーリーグのスターベクでプレーしているが、今週にもユナイテッドとサインする可能性があるという。同国の『ダグブラデット』が報じている。
もしも契約が締結されれば、デーヒルは来年2月1日にマン・Uに加入することになるようだ。
デーヒルは今夏にスウェーデンで、U-15ノルウェー代表としてデビューを飾った。その2週間後には、フランスで大会に出場。同チームは全敗したものの、デーヒルは大会の優秀選手に選ばれた。
スターベクはこの移籍について肯定も否定もしないが、その才能については認めている。同クラブのパル・ベルグ監督は、この若者が「超絶技術」と「特別な才能」を備えており、「完璧な選手」になれるとしている。
デーヒルはスターベクのユース所属だが、トップチームの練習にも参加している。最初にマン・Uの関心を引いたのは、同クラブのレジェンドの一人である、オレ・グンナー・スールシャール氏のアカデミーでプレーしているときだったという。》
とのこと。ノルウェー本国でも新たなゴールデン・ボーイとして話題になっているようなので、ここで幾つか記事を紹介させていただきます。
まず最初に彼の名前は、
Mats Møller Dæhli
マッツ・モラー(ムーレル)・デーリ。姓の綴りを見ると「デーヒル」は誤りだと思いますので、以下「デーリ」と表記します。
Goal.comが引用しているのはダーグブラーデですが、ノルウェーの最大手新聞VGによると、デーリの母親はそのダーグブラーデ紙のフォトグラファー、メッテ・モラー。父親はVGのコメンテーター、トリュルス・デーリ。代理人はジム・ソルバッケン(ソールシャールやマメ・ビラム・ディオフ、ノルウェーU代表マグヌス・アイクレムなどマンUとの太いパイプを持つエージェント)。
デーリの家族は先週の火曜日にソルバッケンと会談し移籍を決意。今週中にも契約にサインする見込みで、今後パパはノルウェーに留まり、ママはマッツとマンチェスターに引っ越す予定。
デーリとマンUとの契約は2月1日から3年半。最初はアマチュア契約でU-18チームのトレーニングに加わるとのこと。マッツは一旦夏までノルウェーに戻り学校教育を修了した後、7月1日付けで本格的にイングランド生活をスタートさせる予定です。そして彼が17歳を迎える2012年3月には自動的にプロ契約に向けての話し合いが持たれることになっています。
マッツはこの春までオスロのクラブ、リーンのジュニアチームでプレイしていました。昨年9月の得点シーンがYouTubeにアップされています。
リーンは今年7月に破産してしまったため、マッツは近郊のスタベックへと移籍。ジュニアチームとセカンドチームに在籍し、8月のネスト・ソートラ戦でスタベック2・デビューを飾っています(スタベック公式)。
スタベックの地元紙Budstikkaにはクラブのスポーツ・ディレクター、インゲ・アンドレ・オルセンのコメントが載っています。
「我々は勿論、彼を引き止めたかったんだが、ご家族がマンUを選んだのでそれを尊重した。彼の成功とそこでの幸運を祈ってるよ。」
マンUのようなビッグクラブで話題になる選手を輩出したとなれば、スタベックにとってもいい話ですしね。
TV2のコメンテーター、モッテン・ラングリはマッツのプレイスタイルをシャビに例えており、U代表クラスで彼ほどのタレントは見たことがないと絶賛。ヴォレレンガのモハメド・フェッラー、ハルメート・シングや現トゥールーズのダニエル・ブローテン以上の逸材だそうです。
まさに夢のような移籍話ですが、元ノルウェーU代表・A代表監督で現在はNFF(ノルウェーサッカー協会)のチーフの一人、ニルス・ヨハン・センブはVGにこうコメントしています。
「マッツが正しい選択をしたかどうか述べるのは難しい。彼のイングランド行きは理解できるが、ノルウェーでも良きフォローアップを得られたことを忘れずにいてもらうのも重要だ。 イングランドに行ったからといって、それが成功を保証するものではない。」
15歳のサッカー人生は始まったばかり。過度の期待やスポイルされず、大きく成長してほしいですね。
《ノルウェーでの報道によると、マンチェスター・ユナイテッドは今週にも同国の15歳、マッツ・モラー・デーヒルと契約するという。
この選手は現在、ノルウェーリーグのスターベクでプレーしているが、今週にもユナイテッドとサインする可能性があるという。同国の『ダグブラデット』が報じている。
もしも契約が締結されれば、デーヒルは来年2月1日にマン・Uに加入することになるようだ。
デーヒルは今夏にスウェーデンで、U-15ノルウェー代表としてデビューを飾った。その2週間後には、フランスで大会に出場。同チームは全敗したものの、デーヒルは大会の優秀選手に選ばれた。
スターベクはこの移籍について肯定も否定もしないが、その才能については認めている。同クラブのパル・ベルグ監督は、この若者が「超絶技術」と「特別な才能」を備えており、「完璧な選手」になれるとしている。
デーヒルはスターベクのユース所属だが、トップチームの練習にも参加している。最初にマン・Uの関心を引いたのは、同クラブのレジェンドの一人である、オレ・グンナー・スールシャール氏のアカデミーでプレーしているときだったという。》
とのこと。ノルウェー本国でも新たなゴールデン・ボーイとして話題になっているようなので、ここで幾つか記事を紹介させていただきます。
まず最初に彼の名前は、
Mats Møller Dæhli
マッツ・モラー(ムーレル)・デーリ。姓の綴りを見ると「デーヒル」は誤りだと思いますので、以下「デーリ」と表記します。
Goal.comが引用しているのはダーグブラーデですが、ノルウェーの最大手新聞VGによると、デーリの母親はそのダーグブラーデ紙のフォトグラファー、メッテ・モラー。父親はVGのコメンテーター、トリュルス・デーリ。代理人はジム・ソルバッケン(ソールシャールやマメ・ビラム・ディオフ、ノルウェーU代表マグヌス・アイクレムなどマンUとの太いパイプを持つエージェント)。
デーリの家族は先週の火曜日にソルバッケンと会談し移籍を決意。今週中にも契約にサインする見込みで、今後パパはノルウェーに留まり、ママはマッツとマンチェスターに引っ越す予定。
デーリとマンUとの契約は2月1日から3年半。最初はアマチュア契約でU-18チームのトレーニングに加わるとのこと。マッツは一旦夏までノルウェーに戻り学校教育を修了した後、7月1日付けで本格的にイングランド生活をスタートさせる予定です。そして彼が17歳を迎える2012年3月には自動的にプロ契約に向けての話し合いが持たれることになっています。
マッツはこの春までオスロのクラブ、リーンのジュニアチームでプレイしていました。昨年9月の得点シーンがYouTubeにアップされています。
リーンは今年7月に破産してしまったため、マッツは近郊のスタベックへと移籍。ジュニアチームとセカンドチームに在籍し、8月のネスト・ソートラ戦でスタベック2・デビューを飾っています(スタベック公式)。
スタベックの地元紙Budstikkaにはクラブのスポーツ・ディレクター、インゲ・アンドレ・オルセンのコメントが載っています。
「我々は勿論、彼を引き止めたかったんだが、ご家族がマンUを選んだのでそれを尊重した。彼の成功とそこでの幸運を祈ってるよ。」
マンUのようなビッグクラブで話題になる選手を輩出したとなれば、スタベックにとってもいい話ですしね。
TV2のコメンテーター、モッテン・ラングリはマッツのプレイスタイルをシャビに例えており、U代表クラスで彼ほどのタレントは見たことがないと絶賛。ヴォレレンガのモハメド・フェッラー、ハルメート・シングや現トゥールーズのダニエル・ブローテン以上の逸材だそうです。
まさに夢のような移籍話ですが、元ノルウェーU代表・A代表監督で現在はNFF(ノルウェーサッカー協会)のチーフの一人、ニルス・ヨハン・センブはVGにこうコメントしています。
「マッツが正しい選択をしたかどうか述べるのは難しい。彼のイングランド行きは理解できるが、ノルウェーでも良きフォローアップを得られたことを忘れずにいてもらうのも重要だ。 イングランドに行ったからといって、それが成功を保証するものではない。」
15歳のサッカー人生は始まったばかり。過度の期待やスポイルされず、大きく成長してほしいですね。
by Tore_Tretyakov
| 2010-11-10 13:38
| 北欧サッカー